2025年、映画『国宝』が驚異的な勢いで観客を動員し、興行収入162億円を突破しました。
公開から3か月以上経った今も勢いは衰えず、SNSでは「まだ満席」「何度も観た」という声が続出!
すでに実写邦画歴代2位圏内に迫っており、長年不動だった『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(興行収入173.5億円)を超え、実写邦画歴代1位の座を奪うのでは? と話題になっています。
果たして『国宝』は、“踊る2”の記録を塗り替えることができるのか?
この記事では、現在の興行データをもとに、『国宝』の興収推移・上積みペース・今後のシナリオ別予測を詳しく解説します。
映画ファンにとって、2025年の日本映画史を語る上で見逃せない「興行の行方」。
その行方を、データと分析で読み解いていきましょう。
『国宝』興行収入162億円突破!「踊る大捜査線2」を超えて実写邦画歴代1位へ?
現状のデータ
- 公開94日間で観客動員数約946万6千人、興行収入133.25億円を記録。 (映画.com)
- 公開110日間で累計興行収入推定150億円を突破。 (X (formerly Twitter))
- 興行収入142.7億円突破&観客動員1000万人超の報道あり。 (ENCOUNT)
- 興収ペースが実写邦画として異例のロングラン&毎週9〜12億円規模で積み上げてきた。 (東洋経済オンライン)
これらのデータから、「国宝」が実写邦画歴代1位を奪取するための 残りの壁 を数値ベースで見ていきます。
実写邦画歴代1位までのギャップと必要ペース
- 現行1位:踊る大捜査線2/興行収入173.5億円
- 「国宝」現時点(133〜150億円)との差:約23〜40億円
仮に興収150億円をまずベースとして、173.5億円を超えるためには23.5億円以上を今後の興収で上積みする必要があります。
また、現時点が133億円時点ならば、差は約40億円という大きな数値です。
過去のデータによると、公開初期(1〜7週目)で毎週10億円前後の興収積み上げあったことが確認されています。 (東洋経済オンライン)
その後、ライバル作品公開の影響で一時減速したものの、再び回復。公開14週目まで9〜10億円規模で継続。つまり、良いペースが保たれれば 月あたりおおよそ30〜40億円級の追加興収も視野に入れられます。
今後のシナリオ別予測
シナリオA:好調維持+話題拡大型
- 既に150億円を突破しており、リピーター+地方拡大+海外展開(北米公開などの報あり)を加味すると、 興収180〜190億円 に到達も可能なライン。 (映画.com)
- この場合、実写邦画歴代1位を確実に更新。
シナリオB:現状維持型(毎週5〜8億円ペース)
- 公開後期に興収ペースが下がったとしても、追加で20〜30億円を上乗せできれば 170〜180億円 範囲に到達。1位更新の可能性は十分。
シナリオC:ペース低下型(毎週3〜5億円ペースへ落ちる)
- ペースが落ちて追加興収が15〜20億円程度に終わると、 165〜170億円 で止まる可能性があり、記録更新はギリギリまたは届かない可能性も。
注目すべき条件・リスク要因
- 上映館数・スクリーン回数の確保:話題のまま上映数が減らなければロングラン維持が可。
- リピーター動員:歌舞伎ファン・映画ファン・異業種層を取り込んだ広がりが成功要因。
- 海外展開(北米等):国内以外で収益を加えられれば、実写邦画1位奪取圏が広がる。
- 競合作品の動向:夏・秋の他大作映画によるスクリーン競争や観客分散の影響。
- 宣伝・話題維持:SNS・聖地巡礼・関連イベントで興行維持力を高める。
結論
現在までのデータを踏まえると、『国宝』が 実写邦画歴代1位(173.5億円超)を更新する可能性は十分に高いですね。
特に「公開110日で150億円超え」という実績が高く、残りの上積み20〜30億円程度を確保できれば、歴代1位奪取が現実的となります。
ただし、興収ペースが大幅に落ち込むようなリスクがあると、届かない可能性も否定できません。
今後の週末動員や地方・海外展開の動向を注視することで、実写邦画新王者となるかどうかをより正確に見定められると思います。


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